苦手な野菜を克服!?子どもたちが進んで食べれるように実践した3つのこと。
どうも。元保育士のhoshihoです。
子育て中のお母さんや保育士をしている方であれば一度は悩んであろう…。
そう、食べ物の好き嫌い問題です。
あれもいやー、これもいやー!と子どもが言ってなかなか食べてくれず、お手上げになったことはありませんか?
強行突破!!と言って
無理やり食べさせて食事事態を嫌いになったら元も子もありませんよね。
「できたら自分から進んで食べてほしい…」そう願う方も多いはず。
今日は私が保育園で勤めているときに実践してみて効果があったことを
お伝えしていきましょう!
一緒に同じものを食べて共感する
味覚が発達してきて好き嫌いがはっきりしてくるのが1歳過ぎ。
自分で手づかみ、スプーンやフォークを使って「食べたい」という意思がだんだんと出てきますよね!
でもまだまだ目を離せないし、一緒に食べるのは大変…。と思いがちですが
一緒に同じものを同じタイミングで食べることで「おいしいね」と共感できます。
例えばきゅうりが苦手な子どもがいるとします。
子どもだけに「食べなさい」と言われても子どもからすると「嫌いだから食べたくない」と思うわけです。
しかしお母さんや先生が一緒に食べている中で「きゅうりおいしいよ~食べてごらん」
と声をかけるのはどうでしょう。実際大人が食べる姿を見て、「○○も食べてるし食べてみようかな」ときゅうりに対して興味がわきます。それが「食べてみよう!」につながるわけです!
子ども用の食事と大人用の食事、同じものをそれぞれ用意して「いただきます」をして一緒に食べる。食べながら補助をするのは少し大変かと思いますが、
同じ時間にゆっくり子どもと一緒に食事に向き合うことで子どもの食への興味もぐんと広がりますよ!
※保育園ではクラスによって子どもとは別で食べるので他の方法を実践してみてください!
実際に野菜を見せたり触ったりしてみる
食事で出てくる野菜ってほとんどが切ってあると思うのですが、切ってある野菜は本来はどんな形をしていてどれくらいの大きさなのか…というのはなかなか子どもたちは知らないのではないでしょうか。
絵本に出てきても実物とはやはり違いますし、手で触ったり、持ってみたりすると少しは苦手な野菜に対して興味が出てくるかも!
いっそ野菜もってこよう!っということで当日の給食に使用される野菜を持って行き、
給食の前に見せてみました。
その日はなす・にんじん・パプリカ・たまねぎ・れんこんなどなどたくさんの野菜が出てくる日。
特になすやパプリカが苦手な子が多かったのでこの日をチョイスしました。
よりリアルに見せたかったので大きめの物を使用しましたよ~。
なすは長くてパプリカはおもしろい形してるね~とけっこう話が盛り上がりました。
実際に見たことがある子は少なく、みんな興味津々で触りまくっていましたね。(笑)
そして給食の時間。みんなが触った野菜たちは出てくるかなーと答え合わせできるように子どもたちの机に野菜を並べました。
すると「あったよー!」と得意げに教えてくれ、なんと自分から食べようとする子どもまで…!このときはちょっぴり感動しました。
実際に見て触ることで興味を持ち、食べてみようと思う子どもが多かったですね!
元気の源!栄養素をわかりやすく伝えてみる
これはたまたま野菜の栄養素が載っている本を持って行ったときに子どもたちと一緒に読んでいて
「キャベツって食物繊維っていうのがたくさん入っていて、食べるとうんちが出るんだってー!」と何気なく言ったらどひゃー!!と笑いが起こりました。
おそらくうんちで笑ったのでしょう…。
そういうの大好きですからね。子どもは。(笑)
そして給食の時間、献立にたまたまキャベツが入っていて先ほどのくだりで笑っていた子どもの一人が「キャベツ食べたらうんち出る?」と聞いてきました。
(絶対出るとは限らないけど)「出るかもしれないね!」と返すと、
ぱく!と食べたのです!
その子はキャベツをあまり得意としてなかったのでとても驚きました。
そこから栄養素ブームに!(笑)
「これ食べるとどーなるの?」と子どもたちの方から聞いて私が答えたり、
「○○食べると○○なんだってー!」と声をかけると笑いが起こり「食べてみる!」
と進んで食べてくれたり…。
食べ物が体のどの部分を強くしてくれて、どうなるのか。
具体的なことを(例えばキュウリはお肌をつるつるにしてくれるんだって!など)
伝えると子どもたちもおもしろいようで給食の時間が楽しくなりました!
以上私が実践してみて効果があったことをお伝えしましたが
逆にこれはダメ!と思うやり方を載せておきます。
ダメな例1.無理やり食べさす・口に無理に入れる
これは本当に逆効果です。下手したら食事事態嫌いになる可能性も…。
のどに詰まってしまうこともあり危険なので絶対にしないでください。
ダメな例2.○○くん・ちゃんはがんばって食べたよと誰かと比べる
私も声かけの一つとしてやってしまうこともあるのですが、
誰かと比べられるのって子どもでも嫌です。
「あの子が食べれるならあなたも食べれるでしょ」は違いますよね。
なので誰かと比べるような声かけは絶対にしないよう心掛けたいものです。
子どもたちが自ら「食べたい」と思わないと意味がない
苦手な野菜が食べれるようにとお伝えしましたが、子どもたちが食べたいと思わないとあまり意味がないんです。
食べてみて苦手ならそれはそれ。「がんばったね」と褒めてあげてください。
一番大事なのは楽しく食事をすること。
これを押さえてぜひやってみてください!
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